事故には、たくさん種類がある。身近には、交通事故・航空事故・列車事故・船舶事故・医療事故・原発事故・火災事故・爆発事故・自然災害による事故・作業事故・放送事故…そしてそれらにはそれぞれ原因がある。
その中で、ヒューマンエラーによる事故を引き起こす可能性のある要因について、事故とは本人の態度・意識を改めるだけで未然に防げるのか。
◯ 動作の失敗
ぶつかる つまずく 物を落とす 歩行中すべる 調理中包丁で指を切る 等、この場合(本人の不注意・誤って〜)と表現されがちだが、動作の失敗でひき起こるもの。
・外的条件 不本意や動作の失敗なしでも起こりうる
滑りやすいもの 足場悪いもの 障害物 重いもの
・気象条件・身体不調・疲労
人の注意力に大きな影響を及ぼす気候(温度・湿度)
・姿勢の崩れ
作業後、無造作に立ち上がったり、身体の向きを変えた時に不意なよろめき
・周辺的行動
意識の周辺部でやる行動…自動的・機械的・反射的動作 何か違う事を考えてしまいながらの行動
◯ 不注意
不注意の原因は、疲労・周辺的行動
・周囲の状況を確認せず成し遂げること
・自分を取り巻く周りの世界の危険部分などに気づかない
・状況に応じた動作の調整が行われないまま、危険部分に近づいてしまう
確かに 疲れていればぼーっとして、周りの音が耳に入ってこない時がある。遅刻しそうな急いでる時は特に周りのことは気にできないかも
◯ 行動の錯誤
・場面行動 ボール遊びに夢中になり道路に飛びだすのような、注意が固定してしまい、前後を忘れそのボールに直進してしまう行動のことで子供や動物に多く見られがちな行動
・誤認 見間違え、誤ってる事を事実だと認める 度重なるとおちょこちょいで済まされなくなる
・機能的知覚 慣れた作業環境にて、状況の変化、対象の状況確認等せず行動し、機械的に反復してしまう
・刺激に誘発された動作
・急迫事態 思い通りいかず、無意味な動作を繰り返し、そのことから不安や焦り、怒りなどが強くなっていく 小さな失敗も焦りが引き起こすような気がした
◯ 人的問題
人手不足・専門外の作業で失敗・人質配置問題・慣れないチームでの意思疎通問題
息の合わない人との作業は それだけで疲れることもあるだろう
◯ 安全手段の省略
軽作業・付加作業・予備作業など 安全確認が億劫になる 面倒になる
慣れた人このくらい大丈夫と自分自身に奢りを持った時 安全確認を怠りがち
車の運転も慣れた頃が一番危険と言われたのは、このくだり 笑
◯ 危険感
危険な作業への慣れ・なれすぎにより感じなくなる
危険と隣り合わせが日常的なら それはその人の通常通りという事かならば それはそれで怖い感覚に思える
自然法則 不注意は人が故意に不注意になるのではなく自然法則的に不注意という現象が起こる
事故とは…
予期せずに生じたよくない出来事・普段とは違った悪い出来事など、よくないことが起こるということ
思いがけず起こる人の身体や生命に危害を及ぼしたり、ものが損傷したり、人の財産が損害を被るような悪い出来事
おわりに
一歩間違えれば大きな事故になりかねないことが 日々 自分の周りで繰り広げられている。そうならないよう、ひと呼吸のチェックを心がけたい。今日の学びはここまで。頭の整理になったはず。