Encounter unexpected disaster

human

人が集まる場所に、突然の災害や事故が起こると大パニックになる。記憶に新しいのは未曾有の大地震。少しの揺れにも敏感だ。「地震イコール怖い」一生脳みそにこびりついて離れない、自然からの贈り物。

パニック行動

人は突然の災害・事故など、自分の身の安全を脅かす恐れのあることから一目散に我先に逃げ出そうとする。人が多ければ多いほど、相手を押しつぶす・進路の邪魔など必死のあまり、災害そのものより非合理的な無秩序なパニック行動。異常行動のため悲しい死傷者も出てしまうという。

・自分たちの身に危険が迫っているという認識を集団が共有

・その脅威から逃げ出せるのではと信じる

・確実に安全に逃げ出せる保証がないので強い不安を感じる

・その集団内での間にコミュニケーションもなく情報共有されていない

こうなった場合、人のことなどかまってらんない、逃げるのが先など、生き残る気持ちが強くなる。動物も人も特定の条件が揃えばパニックに陥るのもありうるのだろう。

心的な特性

誰もが、災害被害者になりうる。毎年、自然災害に見舞われているからだ。

生活再建過程

  • 失見当・衝撃段階
  • 被災地社会成立・英雄的段階
  • 災害ユートピア・幸福段階
  • 現実へ帰還・幻滅段階
  • 創造的復興・再建再結成段階

失見当・衝撃段階  災害発生後最初のおおよそ10時間

災害の衝撃後、何が起こったか理解でき茫然となり驚愕→緊急対応モード→緊急状態→感情麻痺

強いストレスを受け何が起こったのか、何をしているのか、どうすればいいのか、頭が真っ白になる。

客観的に認識することが困難し視野も狭くなってしまう。後になってこっそり笑える話だが、客観的に考えられず、枕を持って逃げるなどがある。

そこから立ち直るために、大丈夫、大丈夫。」と大きな声を出してみる。そうすることで落ち着きを取り戻し我にかえり、パニックにならないよう。これは心を守る人間の防衛反応でもある。

被災地社会成立・英雄的段階   災害発生後おおよそ10〜100時間(4日)

発生後何が起こったのかはっきりしてくる頃のこと。失見当・衝撃段階を過ぎると徐々に気持ちも落ち着き現実を客観視できるようになってくる。被害を受けた全体像が明らかになるにつれて、災害によるダメージを理性的に受け止められていく。新しい秩序に適応しようとする。救助や援助が来るか来ないかのあたりに、互いに助け合い、また、自分で助けるといった安否確認行動。

避難

震災当日の被災者の避難理由として

  • ケア  高齢者や家族
  • 要求  情報・物資支援、行政支援、人のいるところを求める
  • 不安  建物の安全性、建物崩壊や避難命令がない
  • 恐怖  余震への恐怖により外出もままならない
  • ライフライン 断水によるトイレ使用不可・ガス、電気の途絶

など あげられる。

災害ユートピア・幸福段階   災害発生後4日〜2か月

不便だが、助け合いに満ちた世界 人の温もりや人のつながりを実感などを知ることができることを災害ユートピアと呼ぶ。

多幸症段階・災害後ユートピア  最初のショックが終わり生き延びたことを実感し一時的に喜びの感情が湧き上がること。災害により、この感動が被災者同志を結びつけ一種の連帯感をうむ。

ライフラインの途絶や、社会基盤の物理的破壊などの従来の社会機能が麻痺することにより一種の平等主義社会が生まれ、通常と違う社会的価値観に基づく世界が成立される。

ルールの特徴として、全員平等を原則とし、個人の勝手な欲求を抑え 皆でこの困難な状況を乗り越えようとなる。

この親密な感情共有により相互扶助行動が生まれ、強いものが弱いものをかばい、被害の少なかったものが被害の大きかったものを助ける。→愛他行動

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避難所の機能として

生活場所 

居住・要援護者、更衣室・授乳室、洗濯物干し場、荷物置き場

災害対応拠点

物資集配、生活物資・食事の提供、仮説風呂・・トイレ、情報・医療センター

現実へ帰還・幻滅段階   2か月〜1年

ライフラインの復旧が完了し被災地社会は終わりを迎え、人々が生活の再建へ向け動き出す時期。この頃には仕事・学校の再開目処が立ち始める時期。

自然災害後に起こる10の感情の変化

無力感…自然の前では人間は無力だと思い知らされる

悲しみ…災害により失い奪われた物・人への思い

願い…小さなものでも失われた物を取り戻したい

…自然災害への理不尽・不公平さへ込み上げる怒り

恐れ…自分自身・大切な人が傷つくのではないか

恥ずかしさ…自分の無力さが恥ずかしい(人からの援助による)

うしろめたい…自分だけが助かってしまったことへのうしろめたい気持ち

万感の思い…傷ついた人・亡くなった人への思い

失望感…これからの将来へ失望

希望…復興・復旧で良くなる将来

創造的復興・再建再結成段階   災害発生後1年〜10年

日常が少しずつ戻り、都市ガス・上下水道など社会基盤が再構築され、被災者ではないと人々が感じるなど新たな社会への持続的発展を目指す。

緊急対応モードで活発に動いていた身体が急速に枯渇状態に陥り、不活発になる一方で、これまで抑えられていた心のエネルギーが一気に爆発し始める。

災害症候群 災害直後に感じた恐怖や不安が蘇る。失った家族や家財に対する喪失感。恐怖体験の記憶。将来に対する不安。

災害症候群

精神的不調…なんとなく不安 落ち着かない イライラする 悪夢 寝つき悪い 急に激しい驚愕反応が起こる

身体不調…頭痛 激しい疲労感 胃腸不調 心臓おかしい 持病悪化 う

心身不調…集中力低下 記憶混乱 合理的に考えられない 災害時のフラッシュバック 社会から切り離されたような孤独感 自分だけが生き残ってしまったことへの罪悪感 

日々の生活に追われ 自然に消えていく。

PTSD

災害後に症状が何日も、何か月も消えない、または被災後何週間かしてから突然症状が現れ長引く場合がある。心的外傷後ストレス障害を疑う必要がある。

PTSD  辛い経験⇨トラウマ⇨重大な悪影響      自分が信じて疑わなかった現実が覆ってしまうような場合発症しやすい

過覚醒

意識が過度に過敏 イライラ 眠れない 不安 いつも身構えて過ごしてしまう

心理的・生理的に常に警戒体制のため 毎日身体のストレスは大

侵入

恐ろしい体験をした人の意識の中に情景が何度も繰り返す 

目の前に光景がフラッシュバックして再現 外傷性悪夢 意志と関係なく記憶が蘇る 大切な家族・友人たちとの関係を断絶

狭窄

自分の関心をできるだけ狭い範囲に制限し極端だと自分自身・家族・仕事・趣味にも無関心・無感動

思い出したくないため、自分の心は麻痺状態にし何をしていても、誰といても楽しいや嬉しいを感じない

この状態は脳の海馬と呼ばれる部位の萎縮が見られることのよう。それにより心の機能が正常に働かない・脳に器質的な変化が見られるとされる。

定期的カウンセリング・デブリーイングを行い ストレス反応の緩和が必要になる。

デブリーフイング  指導者を中心とし仲間同士が心を開き 思っていることなど 心のうちを打ち明ける会合  

まなび

自然災害は、自然環境や建物を物理的に破壊するだけではなく、人の身体も心も壊してしまう恐ろしいいこと・危険を秘めていると学んだ。

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