Impact of poverty on children

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仕事がなくて貧困になるのではなく、働いているのに、収入が足りず貧困になっていく人が多いワーキングプア。貧困化の原因として考えられるのは、転職による収入の低下・うつ病発症・親の介護・未婚化・非正規雇用の増加・離婚など。どうなる未来。

貧困とは

貧困を「潜在能力を実現する権利の剥奪」とアマルテイア・セン教授は定義している。国連機関UNDPは「教育・仕事・食料・保険医療・飲料水・住居・エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れられない状態のこと」としている。

ワーキングプア 働いて収入があるにも関わらず、収入水準低く生活維持が困難なこと

1980年ごろは1億総中流と聞いたことがあるが、この定義に当てはめてみると、我が家はずーと貧困路線を辿っているようだ。

貧困かどうか表す指標として、経済格差の視点から見た貧困の基準が、相対的貧困・この割合を相対的貧困率という。

相対的貧困の定義 世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得(等価可処分所得)の中央値の半分に満たない世帯員

子供が持っていておかしくないものという8品目がある。

適齢水準の本ローラースケートや自転車などの屋外用品新しい洋服ゲームなど屋内用品インターネット環境勉強できる整った環境学校行事参加費用クリスマスやこどもの日など年間行事のお祝いこれら2品目以上かけると、貧困家庭の子どもの剥奪率が高いと評価されるよう。

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子供の幸福度からも物質的豊かさを知ることができる。

貧困の影響

物理的・心理社会的

貧困は、こどもの発達の様々な負の要因となり、連鎖的影響を与える。

*暮らし方・居住地‥暴力・安全性の欠如・過密

*親同士の葛藤の悪化‥離婚・不仲

*親の精神状態‥抑うつ疾患・精神的苦痛・苦悩・家庭内での攻撃や怒りの増加

経済的な困窮

貧困は、こどもを多様な危険にさらす可能性がある。

*鉛などの有害物質のある環境

*雑音・狭い部屋による過密 家庭内や近隣の安全水準の低下

*質の高いこどもの世話等 望ましい環境への接触困難

親の心理機能よる養育の質

貧困は、こどもの自己調整能力が十分な発達ができない可能性がある。

自己調整能力 自分の欲求や意志に基づいて自発的に行動を調整する能力       「自己の感情や行動を統制する能力、自らの思考の過程等を客観的に捉える力」  https://benesse.jp/kyouiku/201901/20190123-1.html

自己調整能力には2つの側面

自分の意志や欲求をしっかり持ちそれを人前で表現する自己主張的なもの

自分の意志や欲求を我慢したり、頑張ろうとしなければならない時これを抑制する自己抑制的なもの

自己調整能力が、十分発達出来なかった結果例として、勉強する気が失せる、薬物やアルコールへの依存、犯罪へ巻き込み、又、自ら罪を犯すなどリスクが高まる危険性があると思われる。


貧困でも、伝説の偉人、福沢諭吉・石川啄木・野口英世もいる。直接確認は出来ないが、昔読んだ伝記では、幼少期たしか貧困家庭だった気がする。貧困に伴うストレスが発育に影響され、マイナスに働く中で、皆、親の感受性や養育態度、こどもの感情への向き合い方が大きく関係したと思われる。

抗ストレス作用

自己調整能力とストレスの意外な関係

こどもの初期経験が自己調整を支える神経基盤の発達を大きく左右していることがわかってきた。

こどもは、生まれたすぐ後に受ける母親の行動の違いで脳内の抗ストレスの度合いが違う。それも、一時的ではなく永続的なものと考えられる。これは、こどもが直接的に、貧困環境ストレスに影響されるのではなく、貧困環境の親のストレスによる養育態度からも影響を受けるということなのか。

抗ストレス作用  (糖質コルチゾル)

脳がストレスを感じることにより分泌される副腎皮質刺激ホルモン

脳からなんらかのストレスを受けると反応して分泌

長い期間ストレスを受けてしまうと現れるとされている 

・傷などが治りにくくなる   炎症抑制

・風邪や病気になりやすい   免疫力抑制

・太りやすくなる   代謝抑制

・記憶を傷害する   脳の海馬の萎縮

強いストレスを長い期間ずっと受け続けると

コルチゾルの分泌が過剰になる

自律神経、体内時計などの働きが乱れる

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など、たくさんの弊害が考えられるし、起こってくる。したがって、貧困のこどもほどコルチゾルの分泌が活発になることもわかった。

たとえ双子でも

双子でも、いじめられた経験が違う場合は、それぞれ別の反応をあらわすことがあるという。

いじめられた経験はあるだろうか。過去にいじめらた子は、いじめに遭わない子に比べ抗ストレス作用のコルチゾール分泌が、ほとんどないか、あるいは非常に少ない。

これは、長期にわたりコルチゾールレベルを上げておくことによる悪影響から脳を守るため神経内分泌系の調整機能を鈍らせたことによるもの。トレードオフに伴い、健康上の犠牲が起きやすくなる。

トレードオフ  何かを得るために。何かを犠牲にする

いじめられた経験のない子は、ストレスに対しコルチゾルの分泌が増える。これは、ストレスから回避のため、コルチゾルを分泌して、身体を守っている正常な反応なのだ。

コルチゾール  糖質コルチコイドの一種。ストレスにより発散される。

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イライラしている家庭の子

人からの攻撃や怒りを慢性的に受けていると、否定的な刺激に対していつも警戒的になってしまう。

・短期的  家や学校などでは鋭敏状態ですぐ対応できるので有利なことも

・長期的  警戒心が強くギスギスした人付き合いの悪い子と思われたりで、社会関係を損なわせてしまう


まなび

貧困によるストレスから養育者による虐待・ネグレクトなど酷い扱いの中に置かれ 環境に対する過剰な警戒心をもつ。それにより調整機能が変質され、刺激に対する反応が少なくなり、結果、仲間や周りの大人たちから、攻撃され、受け入れられてもらえなくなる。こどもたちはいつもでも大人のたちの犠牲になってしまいかねない。

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