
長門湯本温泉 竹林の階段 夜の情景
長門湯本温泉にそっと息づく「玉仙閣」は、静けさの中にほんのりと甘い香りが漂うような、不思議な魅力を持つ湯治宿です。川沿いに続く散策路を少し歩くと、木々の向こうに赤い屋根がやさしく姿を見せます。その風景を見た瞬間、旅の緊張がほどけていくのを感じるはずです。ここには、古くから美肌の湯として語り継がれるやわらかな温泉があり、湯治を目的に訪れる人を包み込む穏やかな空気があります。湯けむりの奥に広がるのは、時を忘れさせるほど心安らぐ空間。温泉に浸かるたび、身体の奥に滞っていた疲れが小さな泡となって溶けていくような感覚が広がります。細やかな心遣いを感じる客室、土地の恵みを生かした料理、そして何より温泉のやさしさ。湯治を初めて体験する人にも、この宿なら自然体のまま癒しに浸ることができます。まるで秘密の場所をそっと教えてもらったような、特別な安心感がここにはあります。

フロント

ロビー
[名称]
楊貴妃浪漫の宿 玉仙閣(山口県)
・住所:山口県長門市深川湯本1234
・電話番号:0837-25-3731
[アクセス]
・公共機関
JR美祢線「長門湯本駅」から徒歩約10分。駅前から温泉街へ向かう道は平坦で歩きやすく、途中に川のせせらぎが流れる心地よい散策路があり
・車
中国自動車道「美祢IC」から国道で約40分。周囲は交通量が少なく、温泉街へ続く道も走りやすいルート
・駐車場
敷地内に無料駐車場あり。屋根付きスペースも用意され、天候に左右されず利用できる
[料金]
1泊2食付き:14,000円〜
素泊まり:8,000円〜
※季節や部屋タイプにより変動
玉仙閣の魅力を語るとき、まず思い浮かぶのは泉質そのもののやわらかさです。長門湯本温泉はアルカリ性単純温泉で、長い歴史の中で“肌の湯”と呼ばれてきました。湯面から立ちのぼるほんのりとした香りは目立たないのに、身を沈めるとまるで絹をまとったような感触が広がります。熱すぎず、ぬるすぎず、身体が自然に受け入れる温度。肩まで浸かって目を閉じると、湯の温もりが静かに体を包み、心の奥のこわばりまでも溶かしていくように感じます。湯治を始めたい人にとって大切なのは、無理をしなくてよい環境でじんわりと体調を整えられること。その点で、玉仙閣はとても心強い存在です。湯船に入る回数や過ごし方を自由に選べるため、自分のペースで温泉の力を取り入れていけます。


貴妃湯

楊貴妃のお風呂と露天風呂

大浴場(貴妃湯)/花びらをモチーフにした湯船の中心から、美人湯が溢れだす。

夢想の湯/ハンモックに揺られて…

湯船になみなみと注がれる“美人湯”

男子大浴場

女性大浴場

露天風呂(モデル)

華清湯/血行を高めるジェット風呂

華清湯(ジャグジー風呂)

玄宗皇帝のお風呂「太子湯」
館内に漂う静けさは、特別な演出をしなくても心が整っていくようなやわらかさを持っています。畳の香りがふわりと漂う和室は、どこか懐かしい気配を残しながらも清潔で居心地がよく、窓の外には山と川が心地よく寄り添うように広がっています。朝の光が差し込む時間帯に窓を開けると、川のせせらぎが部屋の中にそっと入り込み、それが湯治の一日を静かに始める合図になります。こうした環境は、ゆっくりと深呼吸するだけで気持ちが軽くなるような不思議な力を持っています。ふだん忙しく過ごしている人ほど、この穏やかな時間に心をほどかれるはずです。

和洋室411 インナーテラス

洋室410

和洋室311

和洋室310


テラス111 テラスから

テラス112

テラス(ツインベッド)

音信館(おとずれかん)

高尾館客室例 10畳+4畳

410(ツインベッド)2024年8月完成
そして玉仙閣の大きな魅力のひとつが、女将をはじめとするスタッフの温かな気遣いです。湯治の過ごし方に迷ったとき、食事の量を少し調整したいとき、体を冷やさないための工夫を知りたいとき。どんな小さな相談にも、親身になって答えてくれます。必要以上に踏み込まず、しかしそっと寄り添う姿勢は、まさに老舗旅館ならではの心遣い。はじめて湯治に挑戦する人でも不安を抱えず過ごせるのは、こうした人の温かさが宿全体を包んでいるからです。
料理は、湯治の旅に彩りを添える大切な要素です。玉仙閣の夕食は、山口の四季を映したやさしい味付けが特徴。魚介は日本海の港から届く新鮮なものが中心で、脂がほどよくのったお刺身はひと口ごとに海の香りを感じられます。山の幸も豊富で、野菜や山菜、地元の豆腐など身体に負担の少ない食材が並びます。湯治で体調を整えたい人にとって、やさしく滋味深い料理は心強い味方。朝食にはあたたかな出汁の香りが広がり、身体にじんわり染みていくような味わいが楽しめます。食後に温泉へ戻れば、さらに血行がよくなり、体の巡りが整っていくような心地よさが続きます。

メインダイニング「楓」(かえで)

夕食イメージ

美食膳のイメージ

二段重の朝食
静かな夜、宿の廊下を歩くと灯りがふんわりと足元を照らし、ほのかな温もりに包まれます。湯上がりの火照りが落ち着くころ、川の音が耳に優しく響き、自然が眠りへと誘うように寄り添ってくれます。こうした瞬間が積み重なることで、湯治はただ体を癒す行為ではなく、心をゆっくり整える旅に変わっていきます。玉仙閣はその過程すべてを優しく包み込む場所であり、訪れた人にとって忘れがたい記憶として残るはずです。

もし今、心と身体のどちらか一方でも「少し休みたい」とささやいているなら、玉仙閣はきっと応えてくれる場所です。川の音に包まれて温泉に浸かる時間は、日常の忙しさをそっと遠ざけ、自分自身の感覚を取り戻すきっかけになります。予定を詰め込まない旅こそ、湯治の魅力を深く味わえるもの。あなたのペースで過ごせるこの宿で、心からくつろげる癒しの時間を手に入れてください。

立ち寄り湯 恩湯 浴室

旅の計画を立てるとき、この宿の存在を思い出せるよう、ひとつの旅候補としてそっととっておいてください。静かな癒しを求めたくなる瞬間に、きっと役立つはずです。


