[秘湯]静けさを選べる、黒川温泉のもうひとつの居場所 いこい旅館~熊本県

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美人湯

玄関前のイロリ

玄関前のイロリ

人と人との距離が近すぎると、それだけで疲れてしまう。旅先では特に、うまく振る舞おうとして気持ちが置き去りになることがある。そんな自分が黒川温泉で不思議と落ち着いてしまったのが、いこい旅館だった。名前の通り、ここには「くつろぐための間」がきちんと用意されている。背中を丸めたままでも、言葉少なでも大丈夫。外へ出ることを頑張らなくていい、と静かに教えてくれる宿だった。


[名称] 

黒川温泉 いこい旅館
・住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6548
・電話番号:0967-44-0552


[アクセス]
熊本市内から車で約2時間。黒川温泉バス停からは徒歩圏内で、送迎も相談できる。温泉街の中心にありながら、建物の配置が工夫されており、人の気配が直接届きにくい。


[料金]
1泊2食付きで2万円台後半から。部屋や露天風呂の種類によって異なるが、黒川温泉の中では落ち着いた価格帯。

黒川温泉 いこい旅館

いこい旅館の魅力は、黒川温泉の賑わいと適度な距離を保っている点にある。温泉街を歩けば人はいるが、宿へ戻ると音がすっと引く。その切り替えが、思っている以上に心を楽にしてくれる。旅先でオンとオフを意識せずに済むのは、大きな安心材料だ。

立湯

立湯


滝の湯滝の湯

蘇の湯

蘇の湯

うたせ湯


温泉は内湯と露天があり、湯の質はやわらかい。広すぎない造りのため、長居をしなくても満足感がある。露天では、木々に囲まれながら空を見上げることができ、視線を外へ預けられる。人と湯船を共有しても、圧迫感が少ないのが特徴だ。

月灯の湯

月灯の湯

桶風呂

桶風呂

扇の湯

扇の湯

家族風呂

家族風呂

半露天風呂_箱湯_男性⇒8:30~22:30 女性⇒朝6:30~8:30

半露天風呂_箱湯_男性⇒8:30~22:30 女性⇒朝6:30~8:30

黒川温泉 いこい旅館

食事は個室中心で提供され、地元の食材を丁寧に使った内容。派手な演出はないが、温度や間合いが心地よく、食事の時間が静かに流れる。誰かと会話をしなくても居心地が悪くならない配置が、細やかな配慮として伝わってくる。

お米

お米

霜降り馬刺しと赤牛ステーキ付プラン

霜降り馬刺しと赤牛ステーキ付プラン

夕食イメージ(写真とは異なる場合があります)

夕食イメージ(写真とは異なる場合があります)

部屋で過ごす時間も、無理に何かをしなくていい。窓の外に広がるのは、黒川の自然。テレビを消していても、手持ち無沙汰にならない。いこい旅館は、「黒川に来た」という事実だけを静かに肯定してくれる。

女性風呂通路

女性風呂通路

美人湯

美人湯

温泉ゆで卵


にぎやかな温泉地に惹かれつつ、静けさも手放したくない。そんな矛盾した気持ちを、そのまま受け止めてくれる宿がここにある。無理をしない黒川温泉の入口として、選びやすい一軒だ。

黒川温泉 いこい旅館

人に疲れたとき、そっと思い出せる黒川の宿。その記憶があるだけで、次の外出が少し楽になる。