
エントランス看板

受付ビル・ラウンジ
引きこもり気質の僕が、誰にも見つからないように地図の端を指でなぞっていたら、気づけばここに辿り着いていました。東京と聞いて想像するネオンも雑踏もなく、あるのは沢の音と、木の匂いと、火の気配。海外から来た日本好きでサウナ好きなご夫婦に教えるなら、派手な名所より、こういう場所のほうがずっと記憶に残ると思うんです。チェックインのとき、少し緊張した顔で「ここで合ってる?」と笑い合う姿が似合う宿。サウナで芯まで温まり、外に出たら椅子に腰掛けて、ただ風の向きを話題にする夜。旅が静かに深呼吸を始める、そんな場所です。

プライベートサウナ バレルサウナ

あじさい茶ロウリュ


オリジナルととのい椅子
[名称・住所・電話番号]
・【自然人村】
・東京都あきる野市深沢198
・TEL:042-595-2210
[アクセス]
JR五日市線「武蔵五日市駅」下車。駅前からバスで約20分、「深沢」下車後、徒歩約15分。都心からは新宿経由で約90分ほど。荷物が多い日はタクシー利用も現実的。
[料金]
宿泊:1泊2食付き 1名あたり約15,000円〜(季節・部屋タイプにより変動)
日帰り利用・サウナ利用はプランにより要確認。現地での追加オーダーは現金多めが安心。
ここがいい理由は、まず「東京にまだこんな静けさが残っている」という事実そのものです。谷あいに沿って点在する建物は、どれも自然の一部みたいに控えめで、到着した瞬間から肩の力が抜けます。サウナは薪の熱がやわらかく、室内に広がる木の香りが深呼吸を誘うタイプ。汗を流したあと、外気に身を預けると、遠くで鳥が方向を相談している声が聞こえる。水は冷たすぎず、季節ごとに表情が変わるから、二人で「今日はちょうどいいね」と小さく意見が一致する。その一致が、旅のリズムを整えてくれます。

TRIANGOLO, ARGO, RAMBO

ARGO 室内
村の『空から一番近い位置』です。村で一番の高台のテラスはから空と村と自然を眺められます。部屋内の高い天井と上部のガラスで開放感を演出。

OVALE 室内
山小屋を新たに再構築され、自然と調和する現代的なデザインのタイニーハウスです。 外壁は多摩産の杉材、内壁は村の川沿いの砂利を骨材とする土壁で覆われています。

RAMBO室内
多摩産材でよく出荷される檜を使用して檜のフレグランスを全身に浴びて五感を刺激します。村の中で香りを感じて日常の疲れを癒し、新たな1日を迎えられるタイニーハウスです。

共有女性トイレ
食事は山の恵みを中心に、派手さよりも安心感が勝つ構成。箸を置くタイミングが自然とそろうのも不思議で、会話は少なめでも、沈黙が気まずくならない。海外から来たご夫婦にとって、日本の“静かな贅沢”を体感する入口として、これ以上わかりやすい場所はありません。観光地を詰め込む旅ではなく、時間の流れを一段落とす旅。その切り替えスイッチが、ここにはちゃんと用意されています。


予定を詰めすぎない日に、あえてここを置いてください。早く着いても、遅く着いても、誰にも急かされません。サウナのあとに飲む一杯の水が、いつもより少しおいしく感じたら、それで成功です。東京の名前に惑わされず、地図の余白に寄り道する勇気を持つ人ほど、この場所はやさしく迎えてくれます。

充実のアメニティセット
帰り道で「次はどの季節に来ようか」と相談が始まるはずなので、その会話を忘れないように、旅のメモと一緒にそっと残しておいてください。


